ニュージーランド:女性首相が任期中に第1子を出産
2018年6月21日、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が第1子を出産しました。選挙で選ばれた国のトップが任期中に産休を取るのは1990年のパキスタンの元首相以来2人目だそうだです。
首相が任期中に産休・出産なんて、日本では考えられません。まあ、日本では女性が首相になることすら考えられない状況なので、心配しなくてもいいかもしれませんが、フェミニストの国際連帯は怖いので、日本にどう影響するのか注目です。
アーダーン首相の6週間の産休中は副首相が代理を務めています。どんな組織でも「副」が付く職務の人がいるのなら、トップになにかあったら代行するだけだから問題ないですね。
それにしてもこのニュージーランド、アーダーン首相で女性首相は3人目というから驚きます。議会も4割以上を女性議員が占めるそうです。ジェンダー平等が進むと首相の産休も可能になってしまうのでしょうか!
日本はまだまだ女性首相は誕生しそうもないので大丈夫だと思いますが、最近、議会の女性割合がニュースになったりしているので、要注意かもしれません!
なんてことでしょう!
アイムノット、アイムノット、アイムノットフェミニスト......
アメリカ:2017年一番流行った言葉は「フェミニズム」!?
アメリカの米英語辞典である「メリアム・ウェブスター( Merriam-Webster)」は毎年、検索件数が多かった言葉に対して「ワード・オブ・ザ・イヤー」(「今年の言葉」という意味)という賞を贈っているのですが、2017年のこの賞は、なんと「男の敵」である「フェミニズム」に贈られてしまいました!
メリアム・ウェブスターは「フェミニズム」の検索件数は、2016年と比べて、70%も増加したと発表しています。
たしかに2017年といえば、フェミニストたちが大活躍した年ではありました。
就任以降クレイジーなことばかりしている、ドナルド・トランプ米大統領ですが、彼の就任式は2017年1月20に行われました。その翌日、就任式が行われた同じ場所である、ワシントンD.C.には約50万人もの人々が集まって、選挙期間中に女性蔑視的な発言をしたトランプ大統領への抗議を行いました。これが「Women's March(ウィメンズ・マーチ、女性大行進)」です。
(ウィメンズ・マーチの様子。すごい数の人!)
「ウィメンズ・マーチ」は全米各地、そして連帯する世界中の人々により行われ、世界で470万人以上が参加したといわれています。 2017年1月21日にはここ日本でも東京と大阪で行われました。
この「ウィメンズ・マーチ」は、何を隠そうアメリカのフェミニストたちによって組織され、世界中のフェミニストたちにも影響を与えました。このマーチ以降、さまざまな国や地域のフェミニストたちが活気づいているのです。日本でも最近、フェミニズムやフェミニストという言葉を以前より目にするようになったのはこの「ウィメンズ・マーチ」から続く影響だと思います。
フェミニズムを流行語にしてしまうなんて「ウィメンズ・マーチ」の影響力はとても大きいということです。そして2018年も引き続き世界中で「ウィメンズ・マーチ」が行われています。
なんてことでしょう!
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